千葉県では、民青同盟が呼びかけた青年ボランティア隊が4月2、3の両日、浦安市内で震災ボランティアにとりくみました。
浦安市では、市内87%の地域で液状化の被害が出ており、いまだに多くの地域で上下水道が使えません。噴き出した土砂が所々にたまっているため、社会福祉協議会のボランティア活動が締め切られたあとも、党市議団に次々と住民から要望が寄せられています。
あるお宅は塀が傾き、車庫には50cmも積もった土砂が…。のべ16人の青年たちが、1日半かけてすべて取り除きました(写真)。作業終了後、すぐ近くのアパートに移動。見ると駐車場の自動車のタイヤが土で完全に隠れていました。日本共産党の井原めぐみ市議が、その場で管理している不動産屋に電話すると「ぜひやってほしい。助かります」とのこと。必死で土砂をかき出し、用意した土のう200袋を使い切って、ようやくタイヤが全部見えるところまで撤去することができました。
青年たちの活動には、「家族だけではどうにもならなかった。若い人たちが来てくれて『何かさせて下さい』と言われて感激した」と、心からの感謝の言葉が寄せられました。
3月に、千葉駅前での民青同盟の呼びかけにこたえボランティアに登録した青年も今回参加。「前からボランティアをやりたいと思っていたけど、なかなか一歩をふみだせなかった。一人じゃ難しいし、来れてよかった」と話していました。また、「仙台にいる親戚の家が流されてしまった。自分も何かしたいと思っていた。人の役に立つことの素晴らしさを実感した」(学生)、「市はボランティアを締め切ってしまったけど、まだまだ困っている人がたくさんいる。早く復旧してほしいし、できることをやりたい」(高校生)などの感想が次々と出され、引き続きとりくむことにしています。
前回のボランティアにも参加した大学生が、「ボランティアは貴重な体験だった。感想交流でもみんなの真剣な思いがよくわかり、みんなの真剣な思いがよくわかり、参加してよかった」と語っています。