日本共産党湖南地区(滋賀県)では、5月22日に福井原発研修バスツアーを行った後、引き続き原発問題をどう取り組んでいくのか議論するなかで、見えない放射能に不安をもち、これまで安全神話のもとで見えなかった原発の危険を目の当たりにして、いま何かしなければと思っている多くの人たちと対話し、500円の協力金を払って名前を掲載する人を1000人組織して「意見ポスター」をつくろうということになりました。
「しんぶん赤旗」日曜版に折り込んだビラを見て「原発はあかん、何かせんとあかんと思っていた」と待ち構えたかのように申込書を寄せていただく方、「友だちにも声をかけます」といって3人、5人と広げていただいた方など、わずか半月余りで、目標を突破し、1060人の賛同が寄せられました。
近くの宮司さんが家族で賛同していただいたので、完成したポスターをもっていくと「ここに貼っておきましょうか」と、神社の境内にある掲示板に、二枚も張っていただきました。
守山市で実施した市民要求アンケートでは、原発は「廃止すべき」が23%、「段階的廃止」が35%、「見直すべき」の26%を含めると、85%の人が、原発のあり方を真剣に考えています。「これまで通り推進すべき」と回答したのは、わずか1%でした。
3中総では、原発がもつ異質な危険性を明らかにするとともに、「原発からの撤退」の1点での広い共同をつくりあげていくこと、同時に「原発からの撤退」までは一致できなくとも、原発の危険からいのちと健康を守るうえでの緊急の要求を重視し、広い連帯をつくっていくこと、が呼びかけられました。いま原発問題をテーマに対話し、語り合うことは、日本の政治のゆがみをおおもとからただすたたかいでもあります。原発意見ポスターととりくみを力に、「つどい」を開催し、また大きな輪を広げていきたいと考えています。